この会は、自死、事故、病気、などで大切な方を亡くされた方たちの 、前向きに生きるための分かち合いの会です。
自死について
滝本洋子の『大きなわたしと小さな私』
滝本洋子の人生体験から生まれた人間学
生きるとは?恐れとの付き合い方とは?感謝とは?エゴとは?成功とは?真実とは?幾つもの葛藤を乗り越え真実の幸せを体験した滝本洋子が自分自身へ問いかけ得た気づきをメルマガでみなさまと分かち合います。

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第1回 前向きに生きる会
2006年8月19日(土)
開催予定
推薦図書
この物語は、「死」は存在しないこと。 人間の肉体は、一時的なものであること。 魂の生きる意味。などを解かりやすく綴った本です。
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自死を考えているあなたへ 〜滝本洋子の体験談より〜
「私は娘が自殺をして、自死という言葉があることを初めて知りました。

ある日突然、我子が自分の意志で自らの命を絶つなんて想像すら したことはありませんでした。

自分で自分の命を絶つという行為。
それがどれだけ周りの人たちのその後の人生を狂わせてしまうか。

私も母親として、一人娘の自殺という行為の中でどれだけ苦しみぬいただろうか…
自死で逝ってしまった残された家族の方々の、想像を絶する苦しい現実がありま す。」


○一人息子を二十二歳で突然自死で亡くした団塊の世代のご夫婦は、絶望のあまりそ の後、 ご主人は会社を止め、ご夫婦共々人生の目的を失ったように苦しみの中で立 ち上がることが出来ず、後悔の毎日だそうです。

○9年も前に娘さんを自死でなくされたご婦人は、その後今だに彼女の死を受け入れる ことができず、自分を責め続けて葛藤の中で生きているそうです。 現在まで周りには自殺ということをひた隠しに生きてきたそうです。

○6年前一人娘さんを38歳で自死でなくされたご婦人は、生きる意味と目的を失いぬけがらのようにただ自分の死だけを考えて生きているそうです。

○1年前の娘さんの突然の自死で、カウンセラーと安定剤をたよりになんとか生き、現在娘さんとの思い出の家に住み続けるのが耐えられず、引越しを考えている ようです。
後追い自殺も考えたそうです。


肉親を、大切な人を、ある日突然、自殺という衝撃的な形で失った遺族の方々の絶望と苦しみと葛藤は想像を超えるほど過酷な現実です。

世間の好奇の目や、自責の念や、人生計画の狂いや、悲しみや、無気力や、ウツや、 たとえ何十年たってもその傷は癒されない方々が多くいらっしゃいます。 そのどん底の苦しみは残された家族にとってあまりにもむごい毎日です。

たった一人の自殺者から、その親や、兄弟や、祖父母や、親友や、恋人や、親戚など何十人もの人間たちのその後の人生が狂いはじめて行きます。
そして絶望と自責の念と苦悩の現実が始まります。

一人の自死が、周りの人たちを巻き込み、不幸にしていきます。

自死で逝ってしまう者より、残された遺族たちのほうがもしかすると もっと苦しいのではないでしょうか。

なぜなら、私たち遺族はその後もどんなことをしてもやっぱり生き続けていかなければ ならないのですから。

自分の「命」は、決して自分一人だけのものではない。
私は娘を失って「命」のすごさ、どんな形であれ「生きている」ことの素晴らしさと尊さを感じ圧倒される思いでした。

「ウツ」であろうが、心に深く傷を抱いていようが、借金があろうが、とにかく生き ていてほしい。
「生きること」、どんな状態であれ、とにかく「いきること」。

私の人生の中にも昔、何度か真剣に「死」を考えた時がありました。

でも、私は最終的に「死」ではなく、どんなに過酷で辛く残酷な毎日でも、やっぱり 「生きてみよう」と思い直し、現在があります。

死と生きる、その境目はほんの些細。

人間を生きることは、内なる魂の兆戦です。とてつもない苦しい兆戦です。

生き切ることは、けしてたやすいことではない。
生きることは、「死」より辛い現実かもしれない。

でも、「人間を生きる」ことが私の仕事だと思っています。
なによりも、なによりも大事な私の仕事が、「人間を生きること」だと本当に信じています。

何度か自殺を考え、思いとどまり、今までここまでなんとか生きてきた私は声を大にして言えます。

でもやっぱり、生きることは、素晴らしい。
どんなに辛いことがあっても、かならず生き延びてさえいれば、よろこびもある。

「死」を本気で考えるほど、人生に絶望した人だからこそ見える深さがあると思う。
幸せに生きた人には見えない素晴らしさが見える。

だまされたと思って、死のうと思う気持ちを少しだけおさえ、今日一日だけとりあえず生きてみてほしい。

そして、明日になったらまた、とりあえず一日生きてほしい。

とりあえず、とりあえず、とりあえず、とりあえず…

衝動的になってはいけない。

自分の中の苦しい感情に身をまかせてはいけない。

身をまかせるのは、もっともっと自分の奥深くに存在している かすかな、ほんとに、あるかないかの、かすかな、かすかな、かすかな、誰の中にもかならず、かならず存在している魂の思いだ。

その思いこそが、本当の自分の思い。
その思いが誰の中にも存在していることを信じてみてほしい。

私はそのかすかな内なる思いを頼りに今まで生きてきた。

そして、あの時「死」を選ばなかった自分を今は誇りに思う。

あなたも、とりあえず今日一日生き延びて、次ぎの日、また一日生き延びて、三日生 き延びて
一ヶ月、一年、十年、二十年生き延びて、
そして過去を振り返った時、この過酷な現実を生き延びてきた自分を誇りに思うときがくる。
そうあってほしい。

衝動に身をまかせてはいけない。
どんなことをしても生きなければいけない。

周りの人々のために、自分のために、なんとしても死んではいけない。

生きなければいけない。生き延びなければいけない。

私の仕事は「人間を生きること」
あなたの仕事も「人間を生きること」

私たちは生きるために、そのために生まれてきた。
前向きに生きる会
代表 滝本洋子
連絡先 maemuki@washoart.com
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